

ルネサス エレクトロニクスは 2009年9月、USB3.0の規格である「Certified SuperSpeed USB(USB3.0)」の認証を、世界で初めて取得いたしました。USB関連の仕様策定団体である「USBインプリメンターズ・フォーラム」(以下USB-IF)から正式に認証された製品は、USB3.0対応ホストコントローラLSI「µPD720200」「µPD720200A」(2010年9月取得)です。
また当社は同時に、この製品と通信の互換性を有しているUSB3.0 IPコアの市場投入を開始しました。これらの製品がUSB3.0の市場立ち上げに寄与することを目指し、今後も積極的に活動してまいります。
USB-IFは、USB製品がUSB仕様に適合している事を評価するための機会を、認定プログラム(Compliance and Certification Program)として、開発者に提供しています。認定プログラムに合格した製品は、USB-IFのWebサイトにある認定製品リストに登録され、USB-IFのオフィシャルロゴを表示することができます。認証取得の半導体製品を採用することにより、お客様(セットメーカー等)は最終製品の同認証取得が容易になります。
USB-IF official web site
USB(Universal Serial Bus)は共通のコネクタでさまざまな周辺機器を接続することができるインターフェース規格です。2008年、USBの次世代規格であるUSB 3.0が発表され、転送速度は最大5Gbpsまで拡大されました。
USB 2.0までの互換性を維持しながら、大容量で高速な通信を必要とするアプリケーションの幅を大きく拡げます。

USB3.0では、USB2.0の約10倍の転送速度を実現します。その転送速度の差を実際に体感していただくデモをご用意しました。USB3.0対応ホストコントローラLSI「µPD720200」を用いて、パソコン上の約1ギガバイトのデータを、USB2.0およびUSB3.0で接続した2つの外部ストレージに同時に転送します。このデモシステムでは、USB2.0が約30秒かかっている転送を、USB3.0では約7.5秒で実現します。このスピード感を、こちらの動画で実際に確かめてみてください。
パソコンに挿入しているのは、µD720200を搭載したAdd-in Cardリファレンスボードです。µD720200の2つのUSBポートを利用して、USB2.0とUSB3.0でのデータ転送を行っています。それぞれの転送状況は、モニタ画面上のプログレス・バーに表示されます。データ転送がなかなか終わらないUSB2.0に対し、あっというまに完了するUSB3.0。USB3.0としては200MB/s以上のシステムパフォーマンスも実現しています。
µPD720200Aは、USB3.0規格およびxHCI規格(eXtensible Host Controller Interface)に準拠したUSBホストコントローラです。システムバスはPCIe Gen2規格に準拠しています。

当社はUSB3.0の製品を設計する皆様に、回路図の設計からシステムの動作確認までトータルソリューションをご提供します。
Express Card リファレンスボード
Add-in Card リファレンスボード
2010年9月13日〜15日の3日間、USBなどに関するIntel製品開発関係者向けのカンファレンス「Intel Developers Forum 2010」がサンフランシスコで開催されました。ルネサス エレクトロニクスは、昨年に続き、世界で唯一のUSB-IFの認証取得済みUSB3.0対応ホストコントローラ生産メーカとして、最新の低消費電力版USB-IF認証取得済みUSB3.0対応ホストコントローラLSI「μPD720200A」』による 従来のマスストレージのボトルネックを解消するUSB Attached SCSI Protocolのデータ転送デモで、当社の先端的な取り組みをご紹介しました。
2009年9月22日~24日の3日間、USBなどに関するIntel製品開発関係者向けのカンファレンス「Intel Developers Forum 2009」がサンフランシスコで開催されました。NECエレクトロニクスは、USB 3.0対応LSI「μPD720200」によるデータ転送デモを実施し、当社の先端的な取り組みをご紹介しました。会期中には、USB-IFから当社LSIに対するUSB3.0認証の発表をはじめ、USB3.0の技術が着実にビジネスの段階に来たことを示す展示やプレスリリースがパートナー各社からも多数発表されました。