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台頭するソーシャルメディア、新たな「つながり」を創造
ルネサスが活用を始めたソーシャルメディアの普及、成長は著しい。その代表格であるFacebookは、昨年9月にサンフランシスコで開催した開発者向けカンファレンス「f8」で、同社のソーシャルメディアサービスの会員数が8億人を超えたことを明らかにして話題となった。
ソーシャルメディアの急成長は日本においても同様だ。FacebookとTwitterの日本国内の利用者を見ると(図1)、Facebookの利用者数が200万人から1,000万人に達するまでの経過月数はわずか12カ月だった。昨年1年間の出来事だ。Twitterは2009年に同様の急成長を遂げ、FacebookとTwitterともに、すでに1,000万人を超える利用者数を誇っている。

図1:日本におけるFacebookとTwitterの利用者数推移
ニールセン・ネットレイティングス社のニュースリリース「Facebookの利用者数が1,000万人を突破、ネットユーザーの17%が利用」より引用http://www.netratings.co.jp/news_release/2011/09/facebook100017.html
ソーシャルメディアは、ユーザ自身が情報を発信して、その発信された情報に別のユーザがレスポンスする、といったユーザ同士の双方向な情報発信をもとに形成される。そのため、利用者数が多ければ多いほどメディアとしての価値が高まると考えられている。ソーシャルメディアを「ハブ」とした人と人、人と社会の新たな関係、「つながり」の価値は今後ますます高まるだろう。
コミュニケーションの新しい形、「気軽」に「楽しく」
メディアとしての価値を高め、私たちの社会に大きな影響を及ぼし始めたソーシャルメディア。ルネサスはどのように活用していくのか、その取り組みを聞くために担当者達との座談会を設けた。
—本日はお集まりいただきましてありがとうございます。
日本では、半導体メーカがソーシャルメディアに取り組むのは珍しいという印象を受けるのではないでしょうか?本日は開設の背景や目的をご説明いただきます。
「かふぇルネ」の担当者からはサービス担当者、インフラ担当者、営業推進担当者の計3名に、Facebookページを運営しているトレーニングセンターからは管理と運営担当者の2名に参加いただいています。

図2:昨年の10月に運営を開始したコミュニティサイト「かふぇルネ」(左)、その翌月にはルネサス トレーニングセンターがFacebookページを開設した(右)
—コミュニティサイトとFacebookページの運営をスタートされたわけですが、なぜソーシャルメディアの活用を始めたのでしょうか?
かふぇルネ:お客様同士が、製品のことや技術のことについて気軽に話し合える場があったら良いのではないかと考えてスタートしました。例えば、日常生活で何かを使っていて、分からないことがあったら、まずネットで調べますよね。それで解決できなかったら、次はサポートセンターに電話をする。それと同じように、マイコンをはじめとするルネサスの製品についても、ネット上でオープンに論議できる場所があれば、その質問内容によってはルネサスに問い合わせるよりも手軽に解決できることもあるのではないかと考えました。
—分からないことがあったらネットで回答が得られるのは便利ですね。実際にパソコンや家電などを使っていると、メーカに問い合わせるまでもないような疑問が湧くことは頻繁にあります。
このような試みは他の半導体メーカも実施しているのでしょうか?
かふぇルネ:日系メーカとしては初めての試みだと思います。アメリカなどではすでにこのようなコミュニティは活発なようで、ルネサスでも以前から英語のコミュニティサイトを運営しており、活発な情報交換が行われています。
—トレーニングセンターが運営するFacebookページはどうですか?
トレーニングセンター:半導体は身近な製品に使われていますから、さまざまな業種の方にもその知識が必要になってきています。でも、興味がある、勉強をしてみたいという気持ちがありながらも、セミナーは敷居が高いイメージがあるという方が多いようです。実際には、理系の人以外でも興味があればどなたでも楽しく学んでいただける分野です。まずはそのことを少しでも多くの方に知っていただきたいなと思って開設しました。
—コミュニティサイト「かふぇルネ」とFacebookページでは、それぞれ具体的にはどんなことができるのでしょうか?
かふぇルネ:ユーザ登録をすれば、分からないことや疑問に感じたことなどをスレッドを立てて質問する事ができます。そうすると、ほかの登録ユーザがそれに回答する仕組みです。閲覧するだけならユーザ登録は不要です。実際のところ、まだまだ、閲覧しているだけのユーザが多いようですので、どんどんユーザ登録をして情報交換に参加して欲しいですね。
また、ユーザ同士で解決できない場合には、「かふぇルネ」のスタッフが回答することもあります。10名のスタッフが参加しているので、大抵の質問には対応できるのではないでしょうか。
基本的にテーマはなんでもOKです。現状は、少々難しい技術的な質問内容が多いようですが、ネットですから恥ずかしがらずに、これまで聞くのを躊躇していたような初歩的なこともどんどんぶつけてほしいですね。そんな質問には、用意している初心者マークのアイコンをつけることをお勧めしています。
また、マニュアルやカタログが使いづらい!などという、ルネサスへの要望もどんどんぶつけていただければなと思っています。

図3:かふぇルネでユーザ同士が情報交換する場を提供、質問内容によっては常駐するルネサススタッフ10名が対応する
トレーニングセンター: エンジニアの方々にとっておもしろいと感じていただけるような話題やニュースを日々提供しています。半導体ってこんなところにも関係があるんだという新しい気づきがあったり、視野を広げたりするきっかけの場になればと思っています。今は日本語での書き込みですが、ゆくゆくは英語での書き込みをして、世界中の人々といろいろなことを話し合い、思いを共有できたらと考えています。

図4:充実したセミナー情報の提供(左)、小ネタ的なトピックが人気に(右)
お客様とともに育み、限定情報もご提供!
—利用するユーザのメリットはどんなところにあるのでしょうか?
かふぇルネ:質問への回答が気軽に得られることがなによりのメリットだと思います。それに加え、技術関連の動画やブログを随時アップしています。そして、今後はキャンペーン情報を、こちらでいち早くお知らせしていこうと考えています。
トレーニングセンター:セミナー情報を先行して知ることができること、そして、今後はセミナーの裏話などもアップしていく予定ですので、通常は知ることのできない情報を知ることができることでしょうか。また、セミナーで分からなかったことを質問できる場にもしていきたいと考えています。その場では聞きにくかったこと、実践してみたら出てきた疑問などを、講師とコミュニケーションをとりながら解決できる場になります。
—それは良いですね。セミナー会場での質問は時間的な制約もありますし、後日、疑問にぶつかることもあります。セミナー受講後も継続してフォローしていただけると有難いです。
—今後加えていく機能などはありますか?
かふぇルネ:ユーザ同士の交流がスムースになるように、現在アップが可能なPDFや画像以外にもプログラムなどをアップできるようにしたいと考えています。
また、現在スレッドを立てると10ポイント、コメントを書くと5ポイント、オフィシャル認定をされると10ポイントとコミュニティサイト独自のポイントがつくようになっていますが、このポイントを貯めた方にはインセンティブを提供することを考えています。
トレーニングセンター:昼休みなどに気軽に見てもらえるような知的好奇心を満たす動画を配信したいと考えています。動画やユーストリームを利用したプチセミナーの開催や、セミナーのダイジェスト版の配信、ためになるクイズの出題などですね。
—ありがとうございました。かふぇルネは開設以来、一日およそ2,000ビューがあり、1年以内に登録ユーザ1,000人を目指しているとのこと。また、トレーニングセンターのFacebookページについても、現時点で「いいね!」をしているユーザとその「友達」を考慮すると2,500人ほどになるとのこと。このままのペースで成熟していけば、その力はとても大きいものになりそうです。今後の活躍を期待しています!
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