自動車のボディ制御用として、ルネサスはM16Cファミリから3シリーズの製品系列を推奨している。ローエンドマイコンとしてR8C/Tinyシリーズ、ミッドレンジマイコンとしてM16C/Tinyシリーズがある。ともにパワーウインドウ、パワースライドドア、ヘッドライト、パワーシート、スイッチ制御など、さまざまなボディアプリケーションをターゲットとしており、高機能、高性能を求められる場合はM16C/Tinyシリーズを推奨している。 またハイエンドマイコンとして数多くのアプリケーションを集中的に制御するECUやネットワークゲートウェイをターゲットとしたM32C/100シリーズを展開する(図1、図2)。 ローエンドのR8C/Tinyシリーズでは、R8C/20~23(48pin)、R8C/26、27(32pin)、R8C/28、29(20pin)、ミッドレンジのM16C/TinyシリーズではM16C/26T(48pin)、M16C/28、29(64pin、80pin)などを中心に品種展開している。 | | ともにスケーラビリティと低コストを特長としており、R8C/Tinyシリーズは内蔵フラッシュメモリを小容量(16Kバイト)から大容量(128Kバイト)まで、きめ細かく用意した。 低コスト化では、発振器(オシレータ)、パワーオンリセット、低電圧検出回路といった機能を内蔵することで、外付け部品を減らすことができる。個々のモータ制御やECUのサブマイコンとして数多く使用されるため、システムコストを下げるマイコンが強く求められていることに応えている。 今後は、R8C/Tinyシリーズの低いコストを活かしながら入出力数を増やしたR8C/Nextのほか、高性能なCPUコアを内蔵したM16C/Nextへと展開していく予定である。R8C/Tinyシリーズの動作周波数は20MHz、M16C/Nextでは32MHzとなる見込みだ。 |